후리가나로 읽는 일본 고전
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ふくおうじでん
福翁自伝
福沢 諭吉
福沢 諭吉의 福翁自伝(ふくおうじでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,912자 · 402화면
門閥の不平
下執事の文字に叱かられる
「今誰にでもと云たじゃないか、サア遣て見せろと、酷くその女を弱らして面白かった事がある。
門閥の不平ソレカラ私が幼少の時から中津に居て、始終不平で堪らぬと云うのは無理でない。一体中津の藩風と云うものは、士族の間に門閥制度がチャンと定まって居て、その門閥の堅い事は啻に藩の公用に就てのみならず、今日私の交際上、小供の交際に至るまで、貴賤上下の区別を成して、上士族の子弟が私の家のような下士族の者に向ては丸で言葉が違う。私などが上士族に対して、アナタが如何なすって、斯うなすってと云えば、先方では貴様が爾う為やって、斯う為やれと云うような風で、万事その通りで、何でもない只小供の戯れの遊びにも門閥が付て廻るから、如何しても不平がなくては居られない。その癖今の貴様とか何とか云う上士族の子弟と学校に行て、読書会読と云うような事になれば、何時でも此方が勝つ。学問ばかりでない、腕力でも負けはしない。夫れがその交際、朋友互に交って遊ぶ小供遊の間にも、ちゃんと門閥と云うものを持て横風至極だから、小供心に腹が立て堪らぬ。
下執事の文字に叱かられる況して大人同士、藩の御用を勤めて居る人々に貴賤の区別は中々喧ましいことで、私が覚えて居るが、或時私の兄が家老の処に手紙を遣て、少し学者風でその表書に何々様下執事と書いて遣たら大に叱られ、下執事