후리가나로 읽는 일본 고전
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ふくおうじでん
福翁自伝
福沢 諭吉
福沢 諭吉의 福翁自伝(ふくおうじでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,912자 · 402화면
箱根の心配
中村栗園先生の門を素通り
が着た。そのとき私は同行少年の名を借りて三輪光五郎(今日は府下目黒のビール会社に居る)と名乗て居たが、一寸上陸して髪結床に行た所が、床の親仁が喋々述べて居る、「幕府を打潰す――毛唐人を追巻くると云い、女子供の唄の文句は忘れたが、「やがて長門は江戸になるとか何とか云うことを面白そうに唄うて居る、そのあたりを見れば兵隊が色々な服装をして鉄砲を担いで威張て居るから、若しも福澤と云う正体が現われては、たった一発と、安い気はしないが、爰が大事と思い態と平気な顔をして、唯順風を祈て船の出られるのを待て居るその間の怖さと云うものは、何の事はない、躄者が病犬に囲まれたようなものでした。
箱根の心配ソレから船は大阪に着て上陸、東海道をして箱根に掛り、峠の宿の破不屋と云う宿屋に泊ると、奥の座敷に戸田何某と云う人が江戸の方から来て先きに泊て居る。この人は当時、山陵奉行とか云う京都の御用を勤めて居て、供の者も大勢附て居る様子、問わずと知れた攘夷の一類と推察して気味が悪い、終夜ろくに寝もせず、夜の明ける前に早々宿屋を駈出してコソ/\逃げたことがある。
中村栗園先生の門を素通りその時の道中であったか、江州水口、中村栗園先生の門前を素通りしましたが、是れは甚だ気に済まぬ。