후리가나로 읽는 일본 고전
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ふくおうじでん
福翁自伝
福沢 諭吉
福沢 諭吉의 福翁自伝(ふくおうじでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,912자 · 402화면
裸体の奇談失策
もあったが、跡は皆質に置て仕舞て、塾生の誰か所持して居るその刀が恰も共有物で、是れでも差支のないと云うは、銘々倉屋敷にでも行くときに二本挟すばかりで、不断は脇差一本、たゞ丸腰にならぬ丈けの事であったから。夫れから大阪は暖い処だから冬は難渋な事はないが、夏は真実の裸体、褌も襦袢も何もない真裸体。勿論飯を喫う時と会読をする時には自から遠慮するから何か一枚ちょいと引掛ける、中にも絽の羽織を真裸体の上に着てる者が多い。是れは余程おかしな風で、今の人が見たら、さぞ笑うだろう。食事の時には迚も座って喰うなんと云うことは出来た話でない。足も踏立てられぬ板敷だから、皆上草履を穿て立て喰う。一度は銘々に別けてやったこともあるけれども、爾うは続かぬ。お鉢が其処に出してあるから、銘々に茶碗に盛て百鬼立食。ソンナ訳けだから食物の価も勿論安い。お菜は一六が葱と薩摩芋の難波煮、五十が豆腐汁、三八が蜆汁と云うようになって居て、今日は何か出ると云うことは極って居る。
裸体の奇談失策裸体の事に就て奇談がある。或る夏の夕方、私共五、六名の中に飲む酒が出来た。すると一人の思付に、この酒を彼の高い物干の上で飲みたいと云うに、全会一致で、サア屋根づたいに持出そうとした処が、物干の上に下婢が三、四人涼んで居る。