일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふくおうじでん

福翁自伝

福沢 諭吉

福沢 諭吉의 福翁自伝(ふくおうじでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,912자 · 402화면

아오조라 문고

樺太の境界談判

ソレカラ又政治上の選拳法と云うような事が皆無分らない。分らないから選拳法とは如何な法律で議院とは如何な役所かと尋ねると、彼方の人は只笑て居る、何を聞くのか分り切た事だと云う様な訳。ソレが此方では分らなくてどうにも始末が付かない。又党派には保守党と自由党と徒党のような者があって、双方負けず劣らず鎬を削て争うて居ると云う。何の事だ、太平無事の天下に政治上の喧嘩をして居ると云う。サア分らない。コリャ大変なことだ、何をして居るのか知らん。少しも考の付こう筈がない。彼の人と此の人とは敵だなんと云うて、同じテーブルで酒を飲で飯を喰て居る。少しも分らない。ソレが略分るようになろうと云うまでには骨の折れた話で、その謂れ因縁が少しずつ分るようになって来て、入組んだ事柄になると五日も十日も掛てヤット胸に落ると云うような訳で、ソレが今度洋行の利益でした。

樺太の境界談判それからその逗留中に誠に情けなく感じたことがあると申すは、私共の出立前からして日本国中、次第々々に攘夷論が盛になって、外交は次第々々に不始末だらけ、今度の使節が露西亜に行た時に此方から樺太の境論を持出して、その談判の席には私も出て居たので、日本の使節がソレを云出すと先方は少しも取合わない。