후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ふくおうじでん
福翁自伝
福沢 諭吉
福沢 諭吉의 福翁自伝(ふくおうじでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,912자 · 402화면
軍艦の修繕に価を求めず
理学上の事に就ては少しも胆を潰すと云うことはなかったが、一方の社会上の事に就ては全く方角が付かなかった。或時にメールアイランドの海軍港に居る甲比丹のマツキヅガルと云う人が、日本の貨幣を見たいと云うので、艦長は予てそんな事の為めに用意したものと見え、新古金銀が数々あるから、慶長小判を始めとして万延年中迄の貨幣を揃えて甲比丹の処へ送て遣た。所が珍らしい/\と計りで、宝を貰たと云う考は一寸とも顔色に見えない。昨日は誠に有難うと云てその翌朝お内儀さんが花を持て来て呉れた。私はその取次をして独り窃に感服した。人間と云うものはアヽありたい、如何にも心の置き所が高尚だ、金や銀を貰たからと云てキョト/\悦ぶと云うのは卑劣な話だ、アヽありたいものだ、大きに感心したことがある。
軍艦の修繕に価を求めず前に云うた通り亜米利加人は誠に能く世話をして呉れた。軍艦を船渠に入れて修覆して呉れたのみならず、乗組員の手元に入用な箱を拵えて呉れるとか云うことまでも親切にして呉れた。いよ/\船の仕度も出来て帰ると云う時に、軍艦の修覆その他の入用を払いたいと云うと、彼方の人は笑て居る。代金などゝは何の事だと云うような調子で一寸とも話にならない。