후리가나로 읽는 일본 고전
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ふくおうじでん
福翁自伝
福沢 諭吉
福沢 諭吉의 福翁自伝(ふくおうじでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,912자 · 402화면
何だと云て話をすると、私の一身上の事に及んで、お前はこの度使節に付て来たが、是れから先は日本に帰て何をする所存かソリャ勿論知らないが、お前は大層金持かと尋ねるから、「イヤ決して金持ではない、マア幾らか日本の政府の用をして居る、用をして居れば自らその報酬と云うものがあるから衣食の道に差支はないものだと、斯う私は答えた。所が接待委員の云うに、「日本の事だから我々に委しい事情の分る訳けはない、分りはしないけれども、どうも大体を考えて見た所で日本は小国だ、アヽ云う小さな国に居て男子の仕事の出来るものじゃない。ソレよりかお前はヒョイと茲に心を変えてこの露西亜に止まらないかと云うから、私は答えて、「自分の身は使節に随従して来て居るものであるから、爾う勝手に止まられる訳けのものじゃないと有りのまゝに云うと、「イヤ夫れは造作もない話だ、お前さえ今から決断して隠れる気になれば直ぐに私が隠して遣る。どうせ使節は長く此処に居る気遣はない、間もなく帰る。帰ればソレ切だ。そうしてお前は露西亜人になって仕舞いなさい。この露西亜には外国の人は幾らも来て居る、就中独逸の人などは大変に多い、その外和蘭人も来て居れば英吉利人も来て居る。