일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふくおうじでん

福翁自伝

福沢 諭吉

福沢 諭吉의 福翁自伝(ふくおうじでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,912자 · 402화면

아오조라 문고

謹慎を命ぜらる

福澤の実兄薩州に在り

聞えたことがあるに違いない。

謹慎を命ぜらるサア夫れから江戸に帰た所が、前にも云う通り私は幕府の外務省に出て飜訳をして居たのであるが、外国奉行から咎められた。ドウも貴様は亜米利加行の御用中不都合があるから引込んで謹慎せよと云う。勿論幕府の引込めと云うのは誠に楽なもので、外に出るのは一向構わぬ。只役所に出さえしなければ宜しいのであるから、一身の為めには何ともない。却て暇になって難有い位のことだから、命令の通り直ぐ引込んで、その時に西洋旅案内と云う本を書て居ました。

福澤の実兄薩州に在り亜米利加から帰て日本に着たのはその歳の六月下旬、天下の形勢は次第に切迫してなか/\喧しい。私は唯家に引籠て生徒に教えたり著書飜訳したりして何も騒ぎはしないが、世間ではいろ/\な評判をして居る。段々聞くと、福澤の実兄は鹿児島に行て居るとか何とか云う途方もない評判をして居る。兄が薩藩に与みして居るから弟も変だと云うのは、私が動もすれば幕府の攘夷論を冷評して、こんな政府は潰すが宜い杯云うから、自からそんな評判も立つのであろうが、何は扨置き十余年前にこの世を去た兄が鹿児島に居る訳けもなし、俗世界の流言として聊か弁解もせず、又幕府に対しても所謂有志者中には種々様々の奇策妙案を建言する者が多い様子なれども、私は一切関係せず、唯独り世の中を眺め