후리가나로 읽는 일본 고전
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ふくおうじでん
福翁自伝
福沢 諭吉
福沢 諭吉의 福翁自伝(ふくおうじでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,912자 · 402화면
幟を立てたり大鼓を叩いたり御神酒を上げてワイ/\して居るから、私は可笑しい。「馬鹿め、乃公の入れて置いた石に御神酒を上げて拝んでるとは面白いと、独り嬉しがって居たと云うような訳けで、幼少の時から神様が怖いだの仏様が有難いだの云うことは一寸ともない。卜筮呪詛一切不信仰で、狐狸が付くと云うようなことは初めから馬鹿にして少しも信じない。小供ながらも精神は誠にカラリとしたものでした。或時に大阪から妙な女が来たことがあるその女と云うのは、私共が大阪に居る時に邸に出入をする上荷頭の伝法寺屋松右衛門と云うものゝ娘で、年の頃三十位でもあったかと思う。その女が中津に来て、お稲荷様を使うことを知て居ると吹聴するその次第は、誰にでも御幣を持たして置て何か祈ると、その人に稲荷様が憑拠くとか何とか云て、頻りに私の家に来て法螺を吹て居る。夫れからその時に私は十五、六の時だと思う。「ソリャ面白い、遣て貰おう、乃公がその御幣を持とう、持て居る御幣が動き出すと云うのは面白い、サア持たして呉れろと云うと、その女がつく/″\と私を見て居て、「坊さんはイケマヘンと云うから、私は承知しない。