일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(八)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면

아오조라 문고

「孔明はすでに看破しているぞ、我が事破る」

と、躍り上がって無念がった。

千余の車輛を焼き立て焼き立て、すでにして蜀兵は二手に分れて矢を送り石を飛ばして来た。鼓角夜空にひびき、火光天を焦がし、魏兵の混乱ぶりは一方でない。

風上から攻め来るもの、蜀の張嶷、馬忠などである。風下から同じく馬岱の一軍が鼓噪して攻めかかった。

自ら設けた火車の死陣の中に魏兵は火をかぶって戦うほかなかった。のみならず魏勢は谷間や山陰の狭路に埋伏していたので、その力は分裂しているし、主将の命令は各個に一貫していない。

火の光の中に、討たれる数もおびただしかったが、踏み迷い、逃げまどい、自ら焼け死ぬ者や、火傷を負って狂う者数知れなかった。――かくてこの一計は、見事、魏の失敗に終ったのみならず、自ら火を以て自ら焼け亡ぶの惨禍を招いたのであったが、当夜、かかる不測が起っているとも知らず、ただ空を焦がす火光を望んで、

「時こそ到る」

と、いたずらに行動を開始してしまったのは、曹真から命ぜられていた楽、張虎の二隊だった。

危ういかな、盲進して、孔明の本陣へ、突入してしまったのである。敵影はない。