후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(八)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면
五
後ニ里人ニ問エバ、此陵ハ諸葛武侯ガ造ル所ノモノナリト曰ウ。
これは「談叢」という一書のうちに見える記事である。
書物の話が出たついでに孔明の著作についていえば、兵書、経書、遺表の文章など、彼の筆になるものと伝えられるものはかなりある。しかし、多くは後人の編志、或いは代作が多いことはいうまでもない。
そのうちでも代表的な孔明流の兵書と称する「諸葛亮五法五巻」などは日本にも伝わって、後のわが楠流軍学や甲州流そのほかの兵学書などと同列しているが、もとより信じられるものではない。
彼が、陣中でよく琴を弾じていたということから「琴経」という琴の沿革や七絃の音譜を書いた本も残されている。真偽は知らないが、孔明が多趣味な風流子であったことは事実に近いようである。「歴代名書譜」にも、
――諸葛武侯父子、皆画ヲ能クス。
と見えるし、その他の書にも、孔明が画に長じていたことはみな一致して記載している。しかしその画と信じ得るようなものはもちろん一作も伝わってはいない。
五
何事にも、几帳面だったことは、孔明の一性格であったように思われる。
孔明が軍馬を駐屯した営塁のあとを見ると、井戸、竈、障壁、下水などの設計は、実に、縄墨の法にかなって、規矩整然たるものであったという。