후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(八)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면
二
「もし真実、魏に仕えて、長くわが国に忠誠を誓う気なら、ひとつ大きな働きをして来給え。もしそれが成功したら我輩から魏帝へ奏して、足下自身も驚くような重職に推挙してやろうじゃないか」と云った。苟安は、再拝して、
「それはぜひやらせて下さい。こうなる上は何でもやります」と、いった。
司馬懿は一策を彼に授けた。
苟安は間もなく姿をかえて、蜀の成都へ入り込んだ。そして都中に諜報機関の巣をつくり、莫大な金を費って、ひたすら流言蜚語を放つことを任務としていた。この悪気流はたちまちその効をあらわし、蜀中の朝野は前線の孔明に対して、次第に正しく視る目を失ってきた。とかく邪視、疑惑で見るように傾いてきた。
二
たれ云うとなく蜀宮中に、孔明はやがて漢中に一国を建て自らその主となる肚らしい、という風説が立ち始めた。
甚だしきは、それにもっと尾鰭をつけて、
「彼の兵馬の権を以てすれば、この蜀を取ることだってできる。彼がしきりに蜀君の暗愚をなじったり怨言を撒いているのはその下心ではないか」
などと流言してはばからぬ者すらあった。
都下にも同じ声が行われたが、宮中の流言の出どころは内官であった。