일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

さんごくし

三国志(八)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면

아오조라 문고

四

反賊仲達、その首をさずけよ」

蜀の姜維は、やにわに槍をすぐって、孔明の車の側から征矢の如く追ってきた。

突然、主将たる都督仲達が、駒をめぐらして逃げ出したのみか、先駆の諸将も口々に、

――孔明は生きている!

――孔明なお在り!

と、驚愕狼狽して、我先に馬を返したので、魏の大軍は、その凄じい怒濤のすがたを、急激に押し戻されて、馬と馬はぶつかり合い、兵は兵を踏みつぶし、阿鼻叫喚の大混乱を現出した。

蜀の諸将と、その兵は、思うさまこれに鉄槌を加えた。わけて姜維は潰乱する敵軍深く分け入って、

「司馬懿、司馬懿。どこまで逃げる気か。せっかく、めずらしくも出て来ながら、一槍もまじえず逃げる法はあるまい」

と、鞍鐙も躍るばかり、馬上の身を浮かして、追いかけ追いかけ呼ばわっていた。

仲達はうしろも見なかった。押し合い踏み合う味方の混乱も蹄にかけて、ただ右手なる鞭を絶え間なく、馬の尻に加えていた。身を鬣へ打ち俯せ、眼は空を見ず、心に天冥の加護を念じ、ほとんど、生ける心地もなく走った。

だが、行けども行けども、誰か後ろから追ってくる気がする。そのうちおよそ五十里も駈け続けると、さしも平常名馬といわれている駿足もよろよろに脚がみだれて来た。