일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(八)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면

아오조라 문고

二

要するに、龍頭蛇尾に過ぎないのである。

従って、それまでを全訳するには当らないというのが私の考えだが、なお歴史的に観て、孔明歿後の推移も知りたいとなす読者諸氏も少なくあるまいから、それはこの余話の後章に解説することにする。

それよりも、原書にも漏れている孔明という人がらについて、もっと語りたいものを多く残しているように、私には思える。それも演義本にのみよらず、他の諸書をも考合して、より史実的な「孔明遺事」ともいうべき逸話や後世の論評などを一束しておくのも決して無意義ではなかろう。それを以てこの「三国志」の完結の不備を補い、また全篇の骨胎をいささかでも完きに近いものとしておくことは訳者の任でもあり良心でもあろうかと思われる。

以下そのつもりで読んでいただきたい。

二

布衣の一青年孔明の初めの出現は、まさに、曹操の好敵手として起った新人のすがたであったといってよい。

曹操は一時、当時の大陸の八分までを席巻して、荊山楚水ことごとく彼の旗をもって埋め、

「呉の如きは、一水の長江に恃む保守国のみ。流亡これ事としている玄徳の如きはなおさらいうに足らない」

とは、その頃の彼が正直に抱いていた得意そのものの気概であったにちがいなかろう。