후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(八)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면
三
と、なお諦めかねつ、その馬を乗りつぶすまで、司馬懿の行方を追いかけた。
けれど、仲達の姿は、ついにまた見ることができなかった。
ただ、途中、林の岐れ途で、一個のを拾った。黄金作りの美々しいもので、紛れもなく敵の大都督の戦冠である。
「さては、東へさして、落ちたな――」と、廖化は部下を糾合して、直ちに、その方角を追撃させ、自身も東の道へ向って行ってしまったが、いずくんぞ知らん仲達が逃げて行ったのは、反対の西の道だったのである。
これは仲達がわざと落して行ったもので、とうとうまたなきこの機会を空しく取り逃がしてしまったのは、彼のためにも、蜀軍のためにも、実に惜しいことをしたものというほかはない。
反対に、魏にとっては、この小さな一機智が、実に大きな倖せだったといえる。もしこの時、廖化が仲達の機智を見破って、
(※(「灰/皿」、第3水準1-88-74)を、東の道へ落したのは、かえって、西の道こそ疑わしい)
となして、その方角へ、敵を追求して行ったとしたら、全戦局は一変して、後の蜀も魏の歴史もまったくあのように遺されて来なかったであろう。
しかし、歴史のあとを、大きく眺めるときは、いつの時代でも、いかなる場合にも、これを必然なる力と、人力を超えた或るものの力――いわゆる天運、または偶然とよぶようなものとの二つに大別