후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(八)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면
二
なおこの際にも、成都人の一部では、宮門の柏樹が毎夜泣くとか、南方から飛翔してきた数千の鳥群がいちどに漢水へ落ちて死んだとか、不吉な流言をたてて、孔明の出軍を阻めようとする者もあったが、孔明の大志は、決してそんな虚謬の説に弱められるものではなかった。
彼は一日、成都郊外にある先帝の霊廟に詣でて、大牢の祭をそなえ、涙を流して、何事か久しく祈念していた。
彼が玄徳の霊にたいして、何をちかったかは、いうまでもないことであろう。数日の後、大軍は成都を発した。帝は、百官をしたがえて、城外まで送り給うた。
蜀道の嶮、蜀水の危も、踏み渉ること幾度。蜿蜒として軍馬はやがて漢中へ入った。
ところが、まだ戦わぬうちに、孔明は一つの悲報に接した。それは関興の病歿だった。
二
さきに張苞を亡い、いままた、関興の訃に接して、孔明の落胆はいうまでもないことだが、その嘆きはかえって、この時の第六次出師の雄図をしてさらにさらに、愁壮なものとしたことも疑われない。
漢中に勢揃いをし、祁山へ進発した蜀軍は、五大部隊にわかれ、総兵三十四万と号していた。
ときに魏は改元第二年を迎えて、青龍二年春二月だった。