일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(八)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면

아오조라 문고

魏から――晋まで

一

この無感情が、大悟の無表現ででもあったなら偉いものであるが、彼の場合は、現れたとおりの、懸値なしであるからまことに愍れというほかはない。

魏から――晋まで

一

孔明の歿後、魏は初めて、枕を高うして眠ることを得た。

年々の外患もいつか忘れ、横溢する朝野の平和気分は、自然、反動的な華美享楽となって現れだした。

この兆候は、下よりまず上から先に出た。大魏皇帝の名をもって起工された洛陽の大土木の如きがその著しいものである。

朝陽殿、大極殿、総章観などが造営された。

また、これらの高楼、大閣のほかに、崇華園、青宵院、鳳凰楼、九龍池などの林泉や別荘が人力と国費を惜しみなくかけて造られた。これに動員された人員は、天下の工匠三万余、人夫三十万といわれている。

まさに、国費の濫費である。曹叡ほどな明主にして、なおこの弊に落ちたかと思うと、人間性の弱点の陥るところみな軌を一にしているものか、或いは、文化の自然循環と見るべきものか。

いずれにせよ、彫梁の美、華棟の妍、碧瓦の燦、金磚の麗、目も綾なすばかりである。豪奢雄大、この世に譬えるものもない。

――が、たちまち一面に、民力の疲弊という暗い喘ぎが社会の隅から夕闇のように漂い出した。