후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(八)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면
そうまでいわれると、司馬懿もいささか動かされた。わけて張は極力、追撃を望んでやまない。で遂に、
「然らば、ご辺は、もっとも勇猛なる一軍をひきいて追え。ただし、途中、一夜を野営して、兵馬の足を充分に休ませ、然る後猛然と蜀軍へ突っこめ。――儂もまた強兵をすぐって第二陣に続くであろう」と、にわかに考えを一転した。
精兵三万、つづいて仲達の中軍五千騎、弦を離れた如く、急追を開始した。しかしその速度を、ぴたと止めると、全軍、その日のつかれを休め、明日の英気を養って、概すでに敵を呑むものがあった。
かくと殿軍の物見から聞くと、孔明は初めて、うすい微笑を面に持った。生唾を呑むように、待ちに待っていたものなのである。
孔明はその夜、諸将をあつめて、悲壮なる訓示をなした。
「この一戦の大事は、いうまでもない。蜀の運命を決するは、まさに今日にある。卿らみな命をすてて戦え。味方一人に敵数十人をひきうけて当るほどな覚悟をもて」
孔明はさらに云った。この強敵の背後へ迂回して、かえって、敵のうしろを脅かす良将がここに欲しい。それには誰がよいか。みずからこの必死至難な目的に当ってよくなし遂げんと名乗って出る者はいないか。