일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(八)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면

아오조라 문고

三

「それは司馬懿は、前に懲りて、隴西の道をわれに断たれんことをおそれて手配をいそいだものと思わるる。――今、詐って、蜀が彼のおそれる隴西を衝く態をなすならば、司馬懿は驚いて、その主力を応援にさし向けるだろう。敵の備えなきを撃つ――その虚は後の渭水にある」

北原は渭水の上流である。孔明は百余座の筏に乾いた柴を満載させ、夜中、水に馴れた五千の兵をすぐって、北原を襲撃させ、魏の主力がうごくのを見たら直ちに筏に火をつけて下流へ押しながし、敵の浮橋を焼き立て、西岸の夏侯軍を捕捉し、また立ち所に、渭水の南岸へ兵を上げて、そこの魏本陣を乗っ取らんという画策を立てた。

これが果たしてうまく魏軍を計り得るかどうかは、魏の触覚たる司馬懿その人の頭脳ひとつにあった。

三

さすがに、彼は観破した。

「いま孔明が、上流に多くの筏を浮かべ、北原を攻めそうな擬勢を作っているが、虚を見て、筏を切り流し、それに積んだ松柴と油をもって、わが数条の浮橋を焼き払うつもりに違いない」

司馬懿はこういって、夏侯覇、夏侯威に何事か命じ、郭淮、孫礼、楽、張虎などの諸将へもそれぞれ秘命を授けおわった。