후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(八)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면
三
烈々火華を交えること四十余合、さすがに古豪趙子龍も敵わじと思ったか、ふいに後ろを見せて逃げてしまった。
三
詐って城を出た馬遵は、城外三十里ほども来ると、後ろに狼烟を見たので、すぐ全軍を引っ返してきた。
すでに姜維の奇略に落ちて、さんざんに駈け散らされた趙雲の蜀兵は、平路を求めて潰走してくると、ここにまた、馬遵の旋回して来るあって、腹背に敵をうけ、完膚なきまでに惨敗を喫した。ただここに蜀の遊軍高翔と張翼とが、救援に来てくれたため、辛くも血路をひらき得て、趙雲はようやく敗軍を収めることができた。
「見事、失敗しました。負けるのもこれくらい見事に負けると、むしろ快然たるものがあります」
孔明の顔を見るや否や、この老将は、衒気でも負け惜しみでもなく、正直にそう云った。
孔明は大いに驚いて、
「いかなる者がわが計略の玄機を知ったろうか」
と、意外な容子を示し、敵の姜維という若年の一将であると聞くと、なおさらに、
「姜維とはいったい何者か」と息をひそめて訊いた。
彼と同郷の者があって、即座に素姓をつまびらかにした。
「姜維は、母に仕えて至孝。智勇人にすぐれ、学を好み、武を練り、しかも驕慢でなく、よく郷党に重んぜられ、また老人を敬い、まことに優しい少年です」