후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(八)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면
この三章の下に、魏農と蜀兵の協和共営が土に生れだした。ひとつ田に、兵と百姓とは脛を埋めて苗を植えた。働く蜀兵の背中に負われている嬰ン坊を見ると、それは魏の百姓の子であった。畦や畑や開墾地で、共に糧を喰い湯を沸かして兵農一家の如く、睦み合っている団欒も見られた。随処にこうしたほほ笑ましい風景が稲や麦の穂と共に成長してきた。
「近頃、祁山のあたりでは、みな業を楽しんでいるそうだよ」
各地へ逃散していた百姓は、孔明の徳を伝え聞いて、続々、この地方へ帰ってきた。
こういう状況をつぶさに見てきた司馬懿の長男の司馬師は、或る日、父の籠居している営中の一房をのぞいて、
「おいでですか」と、入ってきた。
仲達は、読みかけていた書物を几に置いて、息子の顔を仰いだ。
「おう師か。四、五日見えなかったが、風邪でもひいたか」
「父上。ここは戦場でしょう」
「そうじゃったな」
「風邪ぐらいで寝込んでいられる今日でもなし場所でもありません。――土民に変装して、敵地の状況を視察して来たのです」
「それはよいことをした。どうだな、蜀勢の情況は」
「孔明は長久の策をたてています。魏の百姓はみな家に帰り、蜀兵と睦み合うて、共に田を作っております。