후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(八)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면
三
汝は、葫芦谷のうしろの細道を切りひらいて隠れ、司馬懿が魏延を追うて、谷間へ馳け入ったとき、伏勢を廻して、前なる谷の口を封鎖せい。ひとたび、一火を投じれば、万山千谷、みな火となって震い崩れ、司馬懿全軍、地底のものとなるであろう」
三
馬岱が退出すると、次に魏延を呼び入れ、また高翔を招いて、何事か秘議し、そして命を授けては、各方面へさし向けるなど、孔明の帷幕には、ようやく、活溌な動きが見られた。
のみならず孔明の容子には、
(このたびこそ、司馬懿を必殺の地へ引き入れて、一挙に年来の中原制覇を達成しなければならぬ)とする非常な決意がその眉にもあらわれていた。
彼はようやく年は五十四。加うるにその痩身は生来決して頑健ではない。かつまた、蜀の内部にも、これ以上、勝敗の遷延を無限の対峙にまかせておけない事情もある。盤石のごとく動かない魏軍に対して、孔明がここにやや焦躁の気に駆られていたことは否めない事実であったろう。
やがて、彼自身も一軍を編制して、自ら葫芦谷方面へ向った。移動するに先だって、彼は残余の大軍にたいして、
「各位は、心を一つにして、ただよくこの祁山を守れ。