후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(八)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면
まさに、無人の境を行くが如き迅さと烈しさであった。
すると、やや強力な圧力が、南方から感じられた。鼓躁、喊声、相当手ごたえのありそうな一軍だ。果たして、
「おのれ、何処へ」
と、雷喝しながら、前方に立ちはだかった大将と一軍を見れば、蜀中に猛将の名ある魏延であった。
「望むところの敵よ」と司馬懿の二子と、旗本の精鋭は、一団となって、彼の出鼻へ跳びかかって行った。司馬懿も、龍槍をしごいて、魏延の足もとへ喚き進んだ。
魏延は奮戦した。さすがにこれは強い。一進一退がくり返されるかと見えた。けれど、司馬懿のうしろにはなお楽、張虎の二軍がつづいている。その重厚と、すさまじい戦意に圧されて、たちまち逃げ出した。
「追えや、遁すな」
この日ほど、司馬懿が積極的に出たことは稀である。彼も、ここぞと、必勝の戦機を見さだめれば決して保守一点張りの怯将でないことはこれを見てもあきらかである。
はや葫芦谷の特徴ある峨々たる峰々も間近に見えた。魏延は敗走する兵を立て直すと、ふたたび鼓躁を盛り返して抗戦して来た。そしてその度に、若干の損害を捨てては逃げた。無念無念と、追いつめられてゆく姿だった。