후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(八)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면
四
「あれ、あの煌々とみゆる将星が、予の宿星である。いま滅前の一燦をまたたいている。見よ、見よ、やがて落ちるであろう……」
いうかと思うと、孔明その人の面は、たちまち白蝋の如く化して、閉じた睫毛のみが植え並べたように黒く見えた。
黒風一陣、北斗は雲に滲んで、燦また滅、天ただ啾々の声のみだった。
四
孔明の死する前後を描くにあたって、原書三国志の描写は実に精細を極めている。そしてその偉大なる「死」そのものの現実を、あらゆる意味において詩化している。
この国にあるところの不死の観念と、やがて日本の詩や歌や「もののあわれ」に彩られた人々の生死観とでは、もちろん大きな相違があるが、とまれ諸葛孔明の死に対しては、当時にあってもその蜀人たると魏人たるを問わず、何らか偉大なる霊異に打たれたことは間違いなく、そして原三国志の著者までが、何としても彼を敢えなく死なすに忍びなかったようなものが、随所その筆ぶりにもうかがわれるのである。
たとえば、孔明が最後に北斗を仰いで、自己の宿星を指さし、はやその命落ちんと云い終って息をひきとった後にも、なお、その後から成都の勅使李福が着いたことになっていて、勅使と聞くや、孔明はふたたび目をひらいて、次のようなことばを奉答しているというような条も、そうした筆者の愛惜の余りから出ているものと思わ