일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(八)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면

아오조라 문고

れるのである。――が、ここではむしろ、その不合理などを問わず原書のままを訳しておくことにする。そのほうが千七百年前から今日まで、孔明の名とともにこの書を愛しこの書を伝え来った民族のこころを理解するにも良いと訳者にも考えられるからである。

――勅使と聞いて、ふたたび目をみひらいた孔明は、李福を見てこういったという。

「国家の大事を誤ったものは自分だ。慙愧するのほかお詫びすることばもない……」

それからまた、こう訊ねたという。

「臣亮の亡き後は、誰を以て丞相の職に任ぜんと……陛下には、それをば第一に、勅使を以て、ご下問になられたことであろう。われ亡き後は、蒋こそ、丞相たるの人である」

李福が、かさねて、

「もし蒋※(「王+宛」、第3水準1-88-10)がどうしてもお受けしない時は誰が適任でしょう」

「費がよい」

と答え、李福がさらに、次のことを訊ねると、もう返辞がなかった。

諸人が近づいてみると、息絶えて、まったく薨じていたというのである。

時は蜀の建興十二年秋八月二十三日。寿五十四歳。

これのみは、多くの史書も演義の類書もみな一致している。人寿五十とすれば、短命とはいえないかも知れないが、孔明の場合にあっては実に夭折であったようなここちがする。