일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(八)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면

아오조라 문고

また、官府、次舎、橋梁、道路などのいわゆる都市経営にも、第一に衛生を重んじ、市民の便利と、朝門の威厳とをよく考えて、その施設は、当時として、すこぶる科学的であったようである。

そして、孔明自身が、自らゆるしていたところは、

謹慎

忠誠

倹素

の三つにあったようである。公に奉ずること謹慎、王室につくすこと忠誠、身を持すること倹素。――そう三つの自戒を以て終始していたといえよう。

こういう風格のある人に、まま見られる一短所は、謹厳自らを持す余りに、人を責める時にも、自然、厳密に過ぎ峻酷に過ぎる傾きのあることである。潔癖は、むしろ孔明の小さい疵だった。

たとえば日本における豊臣秀吉の如きは、犀眼、鋭意、時に厳酷でもあり、烈しくもあり、鋭くもあり、抜け目もない英雄であるが、どこか一方に、開け放しなところがある。東西南北四門のうちの一門だけには、人間的な愚も見せ、痴も示し、時にはぼんやりも露呈している。彼をめぐる諸侯は、その一方の門から近づいて彼に親しみ彼に甘え彼と結ぶのであった。

ところが、孔明を見ると、その性格の几帳面さが、公的生活ばかりでなく、日常私生活にもあらわれている。