후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(八)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면
彼は、張※(「合+おおざと」、第4水準2-90-10)に命じて、
「山の西、十里の麓に、蜀の一陣がある。汝は、それへ攻めかかれ。われは申耽、申儀のふた手を指揮し、山上の命脈を、たち切るであろう」といった。
仲達が「山上の命脈」と見たものは、実に、軍中になくてはならぬ「水」であった。
その水を、山上の蜀軍は、山の下から兵に汲ませていたのである。魏の張※(「合+おおざと」、第4水準2-90-10)は、仲達の旨をうけて、次の日の早天に、兵をひいて、王平軍の孤立を計った。すなわち山上の軍との聯絡を遮断し、同時に、魏軍が山上兵の水を汲みに通う通路を断つ行動に対して、妨害に出ることができぬように、その途中を切り取ったのであった。
須臾の後。
司馬懿はみずから魏の大軍を引率して、街亭山麓を十重二十重にとりまいてしまった。そのあいだ、鬨の声と金鼓の音は雲をうごかし、地をふるわせた。
山上の馬謖は、
「紅の旗がうごくと見たら、いちどにかかって攀じのぼる魏兵をみなごろしになせ」
と、麓をのぞんで、有利の地を占め、必勝の概、天を衝くものがあったが、何ぞはからん、魏軍は喊声鼓雷のみあげて、山上へ攻め登っては来なかった。