후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(八)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면
夜明けから翌日にかけても、魏軍は止まることを知らず敗走しつづけた。
夏侯楙はひと支えもできなかった。父夏侯淵とは余りにも似ない貴族らしさを多分に持った彼とその幕下は、逃げ崩れてゆく姿まで絢爛だった。そして南安郡(甘粛省・蘭州の東)の城中へ入り、これへ諸方の大軍を吸って堅固を恃んだ。南安は著名な堅城である。日ならずして、続々これへ寄せてきた趙雲、関興、芝、張苞などは、四方を囲んで力攻したが、昼夜十数日の喊声も、そこの石垣の石一つ揺がすことはできなかった。
孔明は、後、ようやくこれへ着陣した。
その軍勢も多くなかった。
これへ臨む前に、陽にも、陽平にも、石城方面へも、軍をわけて、自身はその中軍だけを率いてきたからである。
「自分が来てよかった。もし皆に委せておいたら、魏はかならず別に行動を起して、一面に漢中を衝き、一面寄手のうしろを取るだろう。あやうくご辺らの軍と中軍とは、両断されるところであった」
※(「登+おおざと」、第3水準1-92-80)芝は告げた。
「そうでしょう。なにしろ夏侯楙は魏の馬ですからね。それだけに彼一名を生擒れば、爾余の大将を百人二百人縛め捕るにも勝ります。