후리가나로 읽는 일본 고전
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めいきょくけっていばん
名曲決定盤
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 名曲決定盤(めいきょくけっていばん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 344,837자 · 680화면
パハマンの演奏したショパンの『葬送行進曲』のレコードには、不吉な美しさがある。あのレコードをかけると、なんか変ったことがある――とある人は言った。私は現にそれを小説に書いたことさえあるが、全くあの『葬送行進曲』は奇蹟的に美しい。
電気以前の大古レコードではあるが、同じ曲をあれだけ美しく(不吉な美しさで)弾いているのがあるだろうか。コルトーの電気はやや及ぶだろうが、ゴドフスキーも断じて及ばない。ラフマニノフのごときは『劇場の葬送行進曲』だ。あのパハマンのたった一面のレコードを世界に保存しておくためには、私は百枚のピアノ・レコードを葬ってもいいと思う。
それは啜り泣く美しさだ。諦め兼ねた美しさだ。柩を包む花束の揺れるのを、涙一杯溜めた眼で見つめながら尊い讃美歌を聴いている美しさだ。あんな深い悲しみ、あんな悲歎に彩られた美しさというものがほかにあるだろうか。
パハマンのレコードで変っているのは、昔のビクターとHMVに入っている(青のカタログに)『革命エチュード』だ。面白いことにビクターの昔のカタログを見ると、
Etude, op. 10, No. 12(Arr. for left hand alone in C Minor by Godowsky)