후리가나로 읽는 일본 고전
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めいきょくけっていばん
名曲決定盤
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 名曲決定盤(めいきょくけっていばん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 344,837자 · 680화면
。電気以後のマッコーマックは、若さを失って甚だ良くない。
マッコーマックは一八八四年アイルランドに生れ、アメリカに定住した。あの愛蘭の民謡が、とてもたまらないのはそのためだ。
日本へ来たのは昭和の初め頃であったろうか。あの時のマッコーマックは、大した鼻息で、「俺が歌うんだから、条件も保証もいらない。マチネーでも一向構わない」と言ったとかいう話であったが、いざ帝劇の蓋を開けると、半分にも充たぬがらあきで、マッコーマックの強大な自信を裏切ること少くなかった。恐らくマッコーマック自身も、自分の人気の衰えに気がつかなかったであろう。アメリカでその頃もなお大きな声価を持っていたのは、半分惰性の力でないとは誰が保証しよう。
マッコーマックは予想よりは衰えを見せていたことは事実だ。が、決して拙くはなかった。品のいい小唄に陶酔して、極めて情緒的に、小さい声で歌う巨大漢は、全く面白い対照でもあった。恐らくあの頃はマッコーマックの分水嶺を越えたばかりで、まだ充分魅力のあった時でもあるだろう。
マッコーマックから、オペラやリードのやかましいものを求めてはいけない。この人のシューベルトは実に腹の立つものだし、ヴォルフ協会のヴォルフの如きは沙汰の限りと言ってよい。