후리가나로 읽는 일본 고전
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めいきょくけっていばん
名曲決定盤
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 名曲決定盤(めいきょくけっていばん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 344,837자 · 680화면
ゴーベールの指揮は完全無欠だといわれる。それこそ申し分なく外面的な形の整ったもので、野村光一氏はこの人の指揮をドイツ風の指揮と対照的だと言っておられるが、全くフランス風の形の美しさに重点を置いて、ティピカルなものである。ゴーベールの代表するフランス風の指揮というのは、譬えて言えば、鮮麗な原色を点描で行くフランス印象派の絵画で、全管弦楽団の有機的な結合と、総量的な表現を目的とするドイツ風な行き方とは違って、各楽器が腕に縒りをかけてめいめいの音を磨いている。モネの画が原色の配列で纏め上げているように、各楽器が美しい原色のままでめいめいの存在を主張し、その間に全体の統一を見出す行き方となっているのである。
ゴーベールの指揮した音楽が、やはりそういう外面的な各楽器のパートの美しさと、繊麗な仕上げに神経の行きわたったもので、同時に全体としてはドイツの演奏に比べて迫力の劣るものあるのは、まことに已むを得ないことである。従ってゴーベールの演奏を聴いていると、これ以上の表現はないような、完璧的な美しさを感ずる。が、しかし、聴き終ってから考えると、内容が空虚で、それが何を我々に与えているか、少しも考えられぬのである。