일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みやもとむさし

宮本武蔵(五)

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면

아오조라 문고

牡丹を焚く

一

吉野は麿たちに風邪を引かせる趣向か」

「おそれ入りました。その吉野様は先程から、そこでお待ちうけでございます。どうぞ、あれまでお徒歩いを」

見れば畑の隅に一軒の茅葺屋根が見える。この六条の里がまだ開けないうちからあったような純然たる百姓家だった。もちろん、後ろは冬木立に囲まれていて、扇屋の人工的な庭とは絶縁されているが、扇屋の地内であることは間違いない。

「さあ、こちらへ」

引船は、煤で黒くなっているそこの土間へはいって、一同を導き入れ、

「お越しでござりまする」

と奥へ告げる。

「ようこそ。――さあ、ご遠慮のう」

吉野の声が、障子の内で聞え、その障子に炉の火が赤々と映っていた。

「まるで都を遠く離れてでも来たような……」

と、人々は、土間先の壁にかけてある蓑笠など見まわしつつ、そも吉野太夫が、どんな亭主ぶりで款待すことやらと、順に部屋へはいって行った。

牡丹を焚く

一

浅黄無地の着物に、黒じゅすの帯をしめ、髪もつつましやかな女房髷に結い直し、薄化粧して、吉野は客を迎え入れた。

「ほう、これは」

「また、艶やかな」

と、一同は彼女のすがたを見ていった。

金屏銀燭のまえに、桃山刺繍のうちかけを着、玉虫色のくちびるを嫣然と誇示している時の吉野太夫よりも、この煤んだ百姓家の壁と炉のそばで、あっさりと浅黄木綿を着ている彼女のほう