후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
昼間の月を見ても、どうかすると、その梟は、ほうほうと啼くのであった。
夏を越えると、秋ぐちから、師の勘兵衛の病は篤くなった。余病が出たのである。
(近い、近い)
と、梟の声が、師の死期を知らせるように、新蔵には、聞えてならない。
勘兵衛の一子余五郎は旅先にあったが、変を聞いて、すぐ帰ると書面でいって来た。――その人の着くのが早いか、死の迎えが早いか――と憂えられていたこの四、五日であった。
どっちにせよ、北条新蔵には、自分の決意を果す日が近づいたのであった。彼は、もう明日は師の子息余五郎がここへ着くという前夜、遺書を残して小幡軍学所の門にわかれを告げた。
「無断で立ち去ります罪は、どうぞお宥し下さいまし」
樹陰から、老師の病間へ向って、彼はいんぎんな挨拶を残して行った。
「もはや明日は、御子息余五郎様が御帰宅ゆえ、ご病間のことも、安心して去りまする。――したが、果たして、小次郎の首級をさげて、御生前に、再びお目にかかれるや否や。……万一にも、私もまた、小次郎の手にかかり、返り討ちになった時は、一足先に死出の山路でお待ちしておりまする」
通夜童子
一
そこは下総国行徳村からざっと一里程ある寒村だった。