후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(五)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 508,883자 · 1017화면
一日の労役を終えた土民たちは、およそ五十名もそこにいた。めいめいがもう帰る間際であったらしく洗った道具を携えていた。そして何かがやがやいっていたが、その中から一人の僧が出て来て、
「これはこれは、誰方かと存じましたら、お檀家の長岡佐渡様ではございませぬか」
「おう、おぬしは、昨年の春、村に騒ぎのあった折、身の案内に立たれた徳願寺の僧侶じゃの」
「さようでござります。今日もご参詣でございましたか」
「いやいや、ちと思い立って急に出向いて来たまま、真っ直にこれまで参ったのじゃ。――早速に訊ねたいが、その折、当所で開墾していた牢人の武蔵と申す者と――伊織という童は――今でも健在かの?」
「その武蔵様は、もうここにはいらっしゃいませぬ」
「なに、いない?」
「はい、つい半月ほど前に、ふと何処かへ、立ち去っておしまいになりました」
「何ぞ、事情でもあって、立ち退いたのか」
「いえ。……ただその日だけは皆の衆も仕事を休んで、このように水ばかり出ていた荒地が、青々と、新田に変りましたので、青田祭りの欣びをいたしました。すると、その翌朝はもう、武蔵様もあの伊織も、この小屋に姿が見えなかったのでござりまする」