후리가나로 읽는 일본 고전
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がくせいものがたり
楽聖物語
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 楽聖物語(がくせいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,667자 · 381화면
夜は昼に継ぐ
を作曲したのである。
「救世主」がいかなるものであるかはここに詳説する行数を持たないが、とにもかくにもこれこそは聖書の最良の注解であり、人類の持てる最高の宗教楽であることはなんの疑いもない。聴衆の心は感激の涙で洗われた。熱狂は嵐のようであった。
演奏がすんで廊下に出ると、一人の貴族がヘンデルの肩を叩いて言った。「非常に面白かった」と。ヘンデルは怫然色をなして、「それは残念でした。私は皆さんを面白がらせるつもりでこの曲を書いたのではない。少しでも人の心を高めるために書いたのですが――」と言った、その気魄の広大さを知るべきである。
夜は昼に継ぐ
「救世主」の成功は圧倒的であった。書き下し当時の感激を、二百年の後まで生々しく伝える音楽は少ないが、ヘンデルの「救世主」の呼ぶ感激に至っては、年と共に級数的にその熱度を昂むるばかりである。この雄篇をヘンデルはわずかに二十四日間で仕上げた。そればかりではない。ヘンデルはこの曲の出版を禁じて、この演奏によって生み出される利益を全部慈善事業に寄付したのである。一七五〇年から十年間に、「救世主」が養老院のために働いた金額は実に六千五百九十五ポンドと言われている。