후리가나로 읽는 일본 고전
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がくせいものがたり
楽聖物語
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 楽聖物語(がくせいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,667자 · 381화면
ポーランドの土
同じ年音楽の都ウィーンを訪ねて、二回の演奏会を開いたが、さして成功とは言い難く、翌年ワルシャワで開いた演奏会で、始めてショパンは収入らしい収入を得たと伝えられている。
ポーランドの土
一八三〇年、ポーランドの国情が次第に険悪になったのと、初恋の少女コンスタンティアに近づく勇気を欠いた懊悩は、二十歳のショパンを駆り立てて、ついに「帰ることなき旅」へと出発させたのである。
ワルシャワを出たショパンの馬車が、生地ツェラツォヴァ・ヴォーラに着いた時、恩師エルスナーとその弟子達は、ゆくりなくもそこにショパンを迎え、カンタータを合唱して遙かなる旅への首途を祝し、銀の台杯に祖国ポーランドの土を盛って餞けしてくれた。それから十九年の後パリの墓地に葬られたショパンの遺骸に振りかけられ、墓碑銘に「彼はパリに葬られたれども、ポーランドの土に眠る」と刻されたのはこの土である。
再びウィーンを訪ねたショパンは、いろいろの妨げのために、散々の失敗を嘗めなければならなかった。その原因の大きなものは、ウィーン人の健忘と、コレラの流行であったにしても、ショパンの経済的打撃は相当深刻で、いろいろ迷い抜いたあげく、パリへと志して、辛くもミュンヘンまで辿り着くのが、精一杯であった。