일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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がくせいものがたり

楽聖物語

野村 あらえびす

野村 あらえびす의 楽聖物語(がくせいものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 193,667자 · 381화면

아오조라 문고

一八六六年モスコーの音楽学校が開かれると共に、二十六歳のチャイコフスキーは、和声学の教師として赴任した。校長さんはアントン・ルービンシュタインの弟のニコラス・ルービンシュタインで、月給の安過ぎたチャイコフスキーは、校長さんの家に寄食し、一年前大ヴァイオリニスト、ウィニアウスキーが忘れていった、ダブダブの外套などを着て、得々として学校へ通っている憐れな先生であった。

その頃の彼は、トルストイを読み、ディッケンズを読みもっぱら勉強と創作とにいそしんでいたが、友達付き合いは決して上手ではなく、遊びごとなどもおそろしく下手であったらしい。その代り相手から小言を言われても上機嫌で我慢をし、攻撃されても決して自分を弁解したり喧嘩したりするようなことはなかった。先輩のルービンシュタインは辛辣な批評家で、遠慮会釈もなく、チャイコフスキーの作曲の揚足を取ったが、それに腹を立てるようなチャイコフスキーでもなかったのである。

チャイコフスキーはその頃最初の交響曲第一番「冬の日の幻想」の作曲に没頭していたが、その仕事ぶりは注意深くて落ち着き払ったものであり、きわめて勤勉で、倦怠というものを知らなかった。