후리가나로 읽는 일본 고전
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ふくおうじでん
福翁自伝
福沢 諭吉
福沢 諭吉의 福翁自伝(ふくおうじでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,912자 · 402화면
ヅーフ部屋と云う字引のある部屋に、五人も十人も群をなして無言で字引を引つゝ勉強して居る。夫れから翌朝の会読になる。会読をするにも籤で以て此処から此処までは誰と極めてする。会頭は勿論原書を持て居るので、五人なら五人、十人なら十人、自分に割当てられた所を順々に講じて、若しその者が出来なければ次に廻す。又その人も出来なければその次に廻す。その中で解し得た者は白玉、解し傷うた者は黒玉、夫れから自分の読む領分を一寸でも滞りなく立派に読んで了ったと云う者は白い三角を付ける。是れは只の丸玉の三倍ぐらい優等な印で、凡そ塾中の等級は七、八級位に分けてあった。而して毎級第一番の上席を三ヶ月占て居れば登級すると云う規則で、会読以外の書なれば、先進生が後進生に講釈もして聞かせ不審も聞て遣り至極深切にして兄弟のようにあるけれども、会読の一段になっては全く当人の自力に任せて構う者がないから、塾生は毎月六度ずつ試験に逢うようなものだ。爾う云う訳けで次第々々に昇級すれば、殆んど塾中の原書を読尽して云わば手を空うするような事になる、その時には何か六かしいものはないかと云うので、実用もない原書の緒言とか序文とか云うような者を集めて、最上等の塾生だけで会読をしたり、又は先生に講義を願たこともある。