후리가나로 읽는 일본 고전
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ふくおうじでん
福翁自伝
福沢 諭吉
福沢 諭吉의 福翁自伝(ふくおうじでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,912자 · 402화면
布哇寄港
な時か又は月夜などに操練をして、イザ戦争と云う時に出て行くと云うばかりで、太平の時は先ず若い者の道楽仕事であるから、折角拵えた軍服も滅多に着ることがない所に、今度甲比丹ブルックの話を聞て千歳一遇の好機会と思い、晴れの軍服を光らして日本の軍艦咸臨丸を歓迎したのであると、甲比丹が話して居ました。
布哇寄港祝砲と共に目出度桑港を出帆して、今度は布哇寄港と定まり、水夫は二、三人亜米利加から連れて来たけれども、甲比丹ブルックは居らず、本当の日本人ばかりで、何やら斯うやら布哇を捜出して、其処へ寄港して三、四日逗留した。逗留中、布哇の風俗に就ては物珍しく云う程の要用はないだろう、と思うのは、三十年前の布哇も今も変たことはなかろう、その土人の風俗は汚ない有様で、一見蛮民と云うより外仕方がない。王様にも遇うたが、是れも国王陛下と云えば大層なようだけれども、其処へ行て見れば驚く程の事はない。夫婦連で出て来て、国王は只羅紗の服を着て居ると云う位な事、家も日本で云えば中位の西洋造り、宝物を見せると云うから何かと思たら、鳥の羽で拵えた敷物を持て来て、是れが一番のお宝物だと云う。