후리가나로 읽는 일본 고전
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ふくおうじでん
福翁自伝
福沢 諭吉
福沢 諭吉의 福翁自伝(ふくおうじでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,912자 · 402화면
ソコで幕府の役人がこの手紙を見て、何々、天下が騒々敷い、ドウカ明君が出て始末を付けて貰うようにしたいと云えば、是れは公方様を蔑ろにしたものだ、即ち公方様を無きものにして明君を欲すると云う所謂謀反人だと云う説になって、直ぐに脇屋を幕府の城中で捕縛して仕舞た。丁度私が城中の外務省に出て居た日で、大変だ、今脇屋が捕縛されたと云う中に、縛られては居ないが同心を見たような者が付て脇屋が廊下を通て行た。何れも皆驚いて、神奈川の組頭が捕まえられたと云うは何事だと云て、その翌日になって聞た所が、今の手紙の一件で斯う/\云う嫌疑だそうだと云う。夫れから脇屋を捕まえると同時に家捜しをして、そうしてその儘当人は伝馬町に入牢を申付けられ、何かタワイもない吟味の末、牢中で切腹を申付られた。その時に検視に行た高松彦三郎と云う人は御小人目付で私の知人だ。伝馬町へ検視には行たが誠に気の毒であったと、後で彦三郎が私に話しました。ソコで私も脇屋卯三郎がいよ/\殺されたと云うことを聞て酷く恐れた、その恐れたと云うのは外ではない、明君云々と云た丈けの話で彼が伝馬町の牢に入れられて殺されて仕舞た、爾うすると私の書記して置たものは外交の機密に係る恐ろしいものである、若しこれが分りでもすれば直ぐに牢に打込まれて首を斬られて仕舞うに違いないと斯う思た