후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ふくおうじでん
福翁自伝
福沢 諭吉
福沢 諭吉의 福翁自伝(ふくおうじでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,912자 · 402화면
一夜の危険
宗太郎の実父は私の母の従兄ですから、私もその風采を知て居ますが、ソレハソレハ立派な侍と申して宜しい。この父母に養育せられた宗太郎が水戸学国学を勉強したとあれば、所謂尊攘家に違いはあるまい。ソコで私は今度中津に帰ても宗太郎をば乳臭の小児と思い、相替らず宗さん/\で待遇して居た処が、何ぞ料らん、この宗さんが胸に一物、恐ろしい事をたくらんで居て、そのニコ/\優しい顔をして私方に出入したのは全く探偵の為めであったと云う。扨探偵も届いたか、いよ/\今夜は福澤を片付けると云うので、忍び/\に動静を窺いに来た、田舎の事で外廻りの囲いもなければ戸締りもない、所が丁度その夜は私の処に客があって、その客は服部五郎兵衛と云う私の先進先生、至極磊落な人で、主客相対して酒を飲みながら談論は尽きぬ。その間宗太郎は外に立て居たが、十二時になっても寝そうにもしない、一時になっても寝そうにもしない、何時までも二人差向いで飲んで話をして居るので、余儀なくお罷めになったと云う。是れは私が大酒夜更しの功名ではない僥倖である。
一夜の危険ソレから家の始末も大抵出来て、いよ/\中津の廻米船に乗て神戸まで行き、神戸から東京までの間は外国の郵船に乗る積りで、サア乗船と云う所が、中津の海は浅くて都合が悪い。