일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

つたかずらきそのかけはし

蔦葛木曽棧

国枝 史郎

国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면

아오조라 문고

この時一隊の人夫勢が、間道伝いに粛々と飯場の方へ進んで行った。右京次郎の五十人である。

やがて飯場の裏手へ来た。見れば飯場は軍兵によって厳重にひしひしと囲まれていた。鎌髭の権の手兵である。で容易く近寄れそうもない。

「よし、館へ火を掛けろ!」

右京次郎は命を下した。

善美を尽くした地丸の館が炎々たる焔を吹き出したのはそれから間もなくのことであって、それと見るや鎌髭の勢は、飯場の囲みを打ち捨てて、その火掛かりに馳せ向かった。

火事は大事に至らずして消し止めることが出来たけれども飯場はついに剖かれた。鎌髭の勢が引っかえして来た時には、もう飯場には女の姿はただの一人も見られなかった。

こうして三日の日が経った。

その日千曲川に添いながら、不思議な一隊の軍勢が、谷家街道を西南の方へ、堂々として進んでいた。

全く不思議な行列であった。兵と云えば兵とも云え人夫と云えば人夫とも云えた。男女合わせて四百人余り意気颯爽として進んで行く。

この一隊こそ他でもない黒姫山を脱出した右京次郎の一味であった。

水田、岡田、柳原と、一隊は粛々と進んで行った。飯山城下まで来た時である。