일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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つたかずらきそのかけはし

蔦葛木曽棧

国枝 史郎

国枝 史郎의 蔦葛木曽棧(つたかずらきそのかけはし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 335,908자 · 669화면

아오조라 문고

醜怪極わまる洞の国

その時巫女達が声を揃え、岩石人を呼ぶ声がした。

醜怪極わまる洞の国

「玉をお返しくださいまし。玉をお返しくださいまし」

咽び泣くような女の声は、谷一杯に拡がった。

と、雑木山の一所が――いや一群の雑木林が、グーッと一方へ動き出した。洞の口が現われた。

数人の片輪者が洞口へ、ノッソリ姿を現わした。彼らは手を振り肩を聳やかし、二人の巫女を嘲笑した。

にわかに彼らは、「あっ」と云った。見知らぬ立派な人物が、彼らの前へ現われたからであった。

周章てて洞の口を閉じようとした。

「待て!」とその人は叱るように云った。

「へいへい、ご用でございますかね」

岩石人達は手を揉んだ。

「俺は麗人の米主だ。お前達の大将に会いに来た。そこを退け! 土下座をしろ!」

岩石人は土下座をした。彼らから見れば麗人は途方もなく偉い人種なのであった。

悠然と米主は洞の中へはいった。岩石の国へ入り込んだのであった。

洞の中は暗かった。前方に火の光が見えていた。米主はそっちへ進んで行った。

随分広い洞穴であった。十数人が肩を並べ、一列横隊で進んでも、楽々通れるほど広かった。行くに従って人声がした。