후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(八)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면
「早くも、敵か」
と、おどろいて退くと、後からは張苞の軍隊が鬨をあげてきた。崔諒の全軍は支離滅裂になり、彼はわずかの部下とともに、小路を迂回して、安定の城へ引っ返した。
「やあ? あの旗は」
仰げば、蜀の旌旗ばかりではないか。城頭には蜀の大将魏延が、射よ射よと声をからして、乱箭を励ましている姿も見える。
「しまった」
いまは敵の深い謀とさとって、彼は身を以て遁るるほかなく、天水郡へ向って落ちてゆくと、一彪の兵馬が鼓と共に道に展き、たちまち見る一叢の森林からは、鶴綸巾の人孔明、四輪車のうえに端坐して前へ進んできた。
崔諒は眼がくらんだ。落馬したように跳びおりてそのまま地に平伏してしまったのである。孔明は降を容れ、伴って陣地へ帰った。
幾日かの後、孔明は彼をよんで、慇懃にたずねた。
「南安には今、夏侯楙がはいって総大将となっているが、前からの太守とご辺とは、どんな交わりをなしていたか」
「隣郡でもあり甚だ親密です」
「その人は」
「楊阜の族弟で、楊陵といい、私とも兄弟のようにしていました」
「ご辺は彼に信用があるか」
「もちろん彼は信じていてくれると思いますが」
「では……」