후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(八)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면
この分ではたちまち兵糧に詰ってくると案じられますが」
建興九年の第二次祁山出陣以来、第三次、第四次と戦を重ねるごとに、つねに蜀軍の悩みとされていたのはこの兵糧と輸送の問題だった。
今や約三年の休戦に農を勧め、士を休め、かつて見ぬほどな大規模の兵力と装備を擁して、六度祁山へ出た孔明が、その苦い経験をふたたびここに繰り返そうとは思われない。
「いや、そのことなら、近いうちに解決する。心配すな」
孔明は楊儀に云った。
その楊儀を始め蜀軍の諸将は、やがて或る日、孔明に導かれて、葫芦谷の内へ入ることを許された。
(ここ一ヵ月も前から何を工事しておられるのか?)と、前からいぶかっていた諸将は、その谷内がいつのまにか一大産業工場と化しているのを見てみな瞠目した。
何が製産されていたかといえば、孔明の考案にかかる「木牛」「流馬」とよぶ二種の輸送機であった。
これに似た怪獣形戦車は、かつて南蛮遠征のとき敵陣の前にならべられたことがある。今度発明のものは、それを糧運専用の輜重車に改造されたものといえる。そしてそれは第二次、第三次出兵の折にも少しは試用されたが、効果が少ないので、その後三年の休戦中に、孔明がさらに鋭意工夫を加え、ここに大量製産にかかる自信を持つに至った新兵器であった。