일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(八)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면

아오조라 문고

(わが念願が天に通じたか)

と、いよいよ精神をこらして、祷りの行に伏していた。

帳外を守護している姜維もまた同様な気持であった。ただ惧れられるのは孔明が祷りのまま息絶えてしまうのではないかという心配だけである。――で折々彼は帳内の秘壇をそっと覗いていた。

孔明は、髪をさばき、剣を取り、いわゆるを踏み斗を布くという祷りの座に坐ったままうしろ向きになっていた。

「……ああかくまでに」

と、彼はうかがうたび熱涙を抑えた。孔明の姿は忠義の権化そのものに見えた。

――すると、何事ぞ、夜も更けているのに突然陣外におびただしい鬨の声がする。姜維は、ぎょっとして、

「見て来いっ」

と、すぐ守護の武者を外へ走らせた。ところへ入れ違いに、どやどやと駈け入ってきた者がある。魏延だった。慌てふためいた魏延は、そこにいる姜維も突きのけて、帳中へ駈け込み、

「丞相ッ。丞相ッ。魏軍が襲せてきました。遂に、こっちの望みどおり、しびれをきらして、司馬懿のほうから戦端を開いて来ましたぞ」

喚きながら、孔明の前へまわって、ひざまずこうとした弾みに、何かにつまずいたとみえ、ぐわらぐわらと壇の上の祭具やら供物やらが崩れ落ちた。