일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(八)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(八)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,604자 · 391화면

아오조라 문고

これを合言葉として、※(「鬼」の「丿/田」に代えて「義-我」、第3水準1-90-28)軍はまず姜維へ当ってきた。彼はよく抗戦したがもとより比較にならない兵数である。ほとんど、怒濤の前の芥の如く蹴ちらされた。

いよいよ勢いに乗った※(「鬼」の「丿/田」に代えて「義-我」、第3水準1-90-28)軍数万は、疎林の一道を中心として、

「なお遠くは行くまい」

と、孔明の車を追いかけた。そして林を馳け抜けると、たちまち、一眸ただ白皚々たる原野へ出た。

ただこの丘と彼方の平野とのあいだが、帯のような狭い沢になっている。騎馬隊や歩兵の一部はたちまち馳けおりてまた向うへ登って行ったが、鈍々たる猛牛の鉄車隊は、やや遅れたため、車列一団になって、そこを越えかけた。すでにしてその一団の鉄車が、窪地の底部に達するや否や突然、雪しぶきをあげ、ごうッと、凄まじい一瞬の音響とともに、その影が見えなくなった。

「あっ、陥ちたっ」

「陥し穽だ」

続々、後から降りかけていた鉄牛の車兵は、絶叫をあげて、車を止めようとしたが、傾斜の雪をすべってゆく車輪は止まるべくもない。

あれよ、と騒ぎながらも、みすみすそれへすべり陥ち、またその上にすべり陥ちて、一つの道だけでも、何十台という鉄車が忽然地上から消え失せた。