후리가나로 읽는 일본 고전
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めいきょくけっていばん
名曲決定盤
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 名曲決定盤(めいきょくけっていばん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 344,837자 · 680화면
それはともかく、日本人の音楽に対する宗教的情熱と、その理解の深さは、レコードによって音楽趣味を開発したためではあるまいかと私は考えている。ステージも照明もない音楽、社交も、気取りもない音楽が、我らの白紙の心に、レコードを通して劉喨と響いたのである。我らの心はなんの不純な夾雑物なしに、直ちに音楽に面し、その底の底、奥の奥に潜むものを把握せんとしたのも、また当然のことと言わなければならない。
今から十五、六年前、日本を訪問して、帝劇で五日の演奏会を開いたクライスラーが、日本を去ってから、日本の知人たちに漏らした言葉は、「日本の音楽会の聴衆ほど恐ろしいものはない」ということであったと聞いている。
シゲティーも同じようなことを言っていた。そして、モイセィウィッチも、――恐らく日本のコンサートにおいて、演奏家の直面する異常な緊迫感が「油断のならざるもの」を感じさせるのであろう。ある人はこの空気を以て、日本人の音楽に対する野暮ったさと解した。即ち日本の聴衆には、心から音楽を楽しむ余裕がないのではあるまいかと解したのである。
それはさもあるべきことである。日本人の音楽に対する心持には、全く遊びというものはない。