후리가나로 읽는 일본 고전
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めいきょくけっていばん
名曲決定盤
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 名曲決定盤(めいきょくけっていばん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 344,837자 · 680화면
クーベリックが大半をアメリカで過し、有名なエンペラー・ストラディヴァリウスという銘器(時価二十万弗と称される)を持っていたり、妻君が伯爵夫人であったりした関係で、ジャーナリスティックには非常に騒がれているが、演奏の点ではコチアンに左袒する人も決して少くない。彼は一九二二年、即ち震災の前年にアメリカへ行く途中日本に立ち寄り、東京や横浜で数回演奏会を開いた。あまり評判にはならなかったけれど、心ある人は、クーベリックよりは良くはないかと考えた筈である。そこで一体この人のレコードがあるかどうかが、その頃かなり問題となったものだ。
ところが震災後、今から十三、四年前のことだ、名曲堂がまだ神田の丸善の裏にあった時代(名曲堂の主人が私の名をまだ知らなかった時分だから随分古い話だ)、店の片隅に十銭均一の札のついたレコードが、二、三百枚積んであった。古いニッポノホンや何かまるでしようのないものばかりだったが、何気なくこの山をがさがさ掘り出しているうちに、アメリカ・コロムビアのごく初期、恐らく平円盤になって間もない黒地に銀文字で印刷したレーベルの盤が一枚目に止った。