일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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めいきょくけっていばん

名曲決定盤

野村 あらえびす

野村 あらえびす의 名曲決定盤(めいきょくけっていばん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 344,837자 · 680화면

아오조라 문고

もう七、八年も前のことだが、曲は『コール・ニドライ』であった。このレコードも、その後三、四年経って、日本コロムビアにプレスされ、今では珍しくもなんともないものになってしまったが、当時まだカサルスの電気の『コール・ニドライ』は入らず、ほかに良いレコードもなかったので、ピアティゴルスキーが珍重されたことは一通りでなかった。

ピアティゴルスキーの出現は、欧州の楽壇でも驚異的なものであったらしい。モスクワ帝室歌劇場の首席チェロ奏者になったのは十五歳の時で、シュナーベルに知られて、伯林フィルハーモニーの首席チェロ奏者に据えられたのは二十歳前後の時であった。ヴァイオリンは楽器の形が小さい関係から、しばしば少年天才を出すが、チェロの天才少年は、ピアティゴルスキーのような長大な肉体に恵まれた者でなければむずかしいのかも知れない。

それはともかく、ピアティゴルスキーのチェロは、ミルシュタインのヴァイオリンのように、大した輝きがないくせに、妙に落ち着き払ったあらたかなものであった。情熱とか、気魄といった埃臭いものよりも、もっと高くて、普遍的で、そして芸術的なものをピアティゴルスキーは持っているらしく見えたのである。