후리가나로 읽는 일본 고전
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めいきょくけっていばん
名曲決定盤
野村 あらえびす
野村 あらえびす의 名曲決定盤(めいきょくけっていばん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 344,837자 · 680화면
レコードの技術の方から言っても、管弦楽の吹込みは最も後れたものであった。それは昔の吹込み法によると、吹込室のラッパの小さい口一つで一切の音を捉えなければならなかったからである。その上、雲母式の吹込みボックスを使用した結果、非常に多くの楽器の音がすべて分離されるなどということは、ほとんど不可能だと言って良かった。即ち打楽器や低音楽器の或る音がほとんど録音されなかったり、弦楽器でもヴァイオリンとヴィオラの音が区別されなかったりする状態であった。もう一つの重大なことは、力が再現されなかったことである。昔の録音法では大管弦楽の持つ力――その量感と迫力がどうしても再現されない。音は不自然に綺麗ではあったが、力の点ではまことに情ないものであった。
従って、昔の吹込み法においては管弦楽のメンバーも手加減を加えられ、楽器の排列についても相当苦心されたようで、ビクターの電気以前のレコード、例えばベートーヴェンの『第五交響曲』などは、恐らく、その楽員の数は三十名を超えることはなかったであろう。そういう無理なことをして、管弦楽の形だけをわずかに入れるに過ぎなかったのである。